ジャズピアノのレッスンってどんな感じ?
ピアノのレッスンというと、
「何かの曲の楽譜を見て正しく弾けるように練習する」
「決められた教則本があって順番に弾いていく」...こんなイメージですよね。
でもジャズって、基本的には譜面も無ければ、決まった教則本も無いんですよ!!
そもそも、即興...つまりアドリブが命のジャズでは「いつも同じことを弾く」ことはNGなんですから。
じゃあ、どうするの?
そのためのちょっとしたノウハウがあるんです。
それをゲットすることこそ、本当のジャズのレッスンということになります。
例えばコード...
クラシックを学んでいらした方は、
たいてい「コードが苦手で...」とおっしゃいます。
それは当然なのです!!
クラシックは、歴史に名を残す偉大な作曲家が、和声や対位法など様々な作曲技法を駆使して、1音1音厳選した音を書いた「完成された譜面」を見て演奏する....こうした音楽ですよね。
ところがジャズはもちろん、ポピュラーやロックでは、そもそも完成されたピアノ譜なんてありません。
たとえばアーティストさんの録音現場では、
ピアノやギターは、コードネームとちょっとした音符が書き込まれたものを見て、アーティストやアレンジャーさんとの相談の上、自分のパートだけを演奏していくことが多いのです。
市販のソロピアノ譜は、出版社の楽譜専門のアレンジャーさんが工夫して、ピアノ1台で何とかその曲の雰囲気を出せるように書いたものですよね。
でも、本当のジャズピアノは、
コードを見ながら、
適切な和音や伴奏のパターンを自分で考え
アドリブでフレーズを演奏して行く!!
ことになります。
つまり、コードネームを理解して、それを自由に弾く技術を身につけていなければ、何も演奏することができない音楽なんです!!
このことは大切なことなので、(コピペして)
もういちど書きますョ!!
コードネームを理解して、
それを自由に変えて弾く技術を身につけていなければ、
何も演奏することができない音楽なんです!! (本当は)
だから
習い始めても、すぐに思い通りには曲を弾けるようにはならない、と思ってください。
そして、もうひとつ考えてみてください。
ジャズがお好きな皆さんは、きっとオシャレなカフェやレストランで聞こえてくるようなジャズがお気に入りなのではないですか?
その演奏の多くは、ピアノだけを弾いている音楽ではないはず。
ドラムや管楽器やボーカルも一緒に演奏していませんでしたか?
実はジャズ本来の楽しみ方は、アンサンブル(合奏)なんです!!
歴史的に見ても、ドラムやベース・管楽器・ボーカルのみんなと楽しく音楽を演奏することから始まりました。
ですから、(ひとりですべて弾いてしまう「ソロピアノ」はちょっと後回しにして)、まずはアンサンブルのなかでのピアノとして、コードの基本を正しく覚えていただけるように丁寧にレッスンして参ります!!
すると、ベースやドラムと一緒に演奏しているような本格的なジャズ・ピアノが身につけられるようになるのです!!
(その後にソロピアノについてレクチャーしていきますのでご安心ください)
だからといって、ただ「覚える」というのも辛いですよね。
よーく分かります。
そこで私たちは、
コードをはじめ様々な理論やテクニックの中から最低限のことをセレクトして、
覚え方のコツ
を工夫して、できるだけシンプルに、皆さまにお伝えしていきます。
そしてもうひとつのジャズの魅力が...「オシャレな雰囲気」
その秘密は、ジャズの独特な「テンション・コード」と呼ばれる和音なんです。
この押さえ方を分かっていてこそ
「オシャレ〜」とか「かっこいい〜」というジャズピアノになります。
ですから、
まずはそのための基礎を身につけてください!!
(大丈夫、あまりご心配なさらずに...😊)
当方では、
レッスンでも個人練習でも、アンサンブルの気分を楽しんでいただけるように工夫して進めていきますので!!
大切なことは「絶対に身につける!!」というポジティブなお気持ちです (^^ )